Keita & Mariko

 In レポート

2014年にホズウェディングを始めて最初に注文してくださったお客様は、嬉しいことに、ニューヨーク時代を共に過ごした友人でした。かれこれ10年以上のお付き合いになるので、彼女は私にとって家族のような存在です。結婚報告をいただいた時は「ついにその時がきたのね!」という感じでしたが、改めて打ち合わせで面会した時、新郎と二人並んで座っている姿を見ていると実感が湧いてきて(ついに出会うべき人と一緒になったのね♡)と安心感が込み上げとても嬉しくなりました。そして、その凝り性の友人が、過去に作った活版印刷の招待状を見ながら目をキラキラさせて「泉の活版の招待状がいい!」と言ってくれた時は、本当に嬉しかったです♡

打ち合わせでは、式場のパンフレットや、当日着用するドレスや着物の写真等を見せていただき、二人の希望を伺いました。その後、熟知しているはずの彼女の好みと二人のイメージを基に、使用するフォントや色を選び、六月の象徴的お花であり着物の柄にも入っている紫陽花をモチーフに組み合わせ、二人らしさを表現しました。

封筒にもシルバーの箔押しで入れた二人のシンボルマークは、ご新郎の趣味であるテニスと、ご新婦の家系で代々女性の象徴として言い伝えのある蝶を組み合わせました。二人らしく、大人可愛く、洗練されていてスマートで美しく、洋と和を混合させたイメージに仕上げました。この招待状を受け取られたゲストの方々は珍しい招待状に驚かれた事でしょう。でも、二人をよく知る方々ですから、細部のディテールから二人らしさを感じていただき、当日の結婚式をとても楽しみに思っていただけたら嬉しいなと思います。

そして迎えた結婚式当日。

会場の色は、ペーパーアイテムを作りながら一緒に決めたテーマカラーのパープルで統一され、蝶は、ヘア、ベール、ケーキなど、様々なところでとまったり羽ばたいたりと、ペーパーアイテムを作りながら固めていったコンセプトが、会場の装飾にも見事に反映され、ストーリー性がある二人らしい素敵な空間に仕上がっていました。

 

100%コットン紙に活版印刷で仕上げたメニューは、テーブルに華を添え、沢山の方が写真を撮ってくださっていたのが印象的でした。「このサイズの活版印刷は、なかなか作る事が難しい貴重なものなんですよ!」と伝えて回りたかったですが、さすがにできませんでした(笑)

100%コットン紙に活版印刷で仕上げたメニューは、テーブルに華を添え、沢山の方が写真を撮ってくださっていたのが印象的でした。「このサイズの活版印刷は、なかなか作る事が難しい貴重なものなんですよ!」と伝えて回りたかったですが、さすがにできませんでした(笑)

ダンサーである新婦のリードで、二人が踊りながら入場しました。とても綺麗でうっとり♡ご新郎もこの日の為に頑張ってステップを練習したのだろうなと思うと感動しました。

最初の打ち合わせでは、全くイメージが異なるテニスと蝶の組み合わせで素敵なシンボルマークができるのか心配されてましたが、お二人には仕上がりを大変気に入っていただき、きっと、なんでテニスと蝶なんだろう…と思われていたゲストの方々も当日、二人の恋のキューピットがご新郎のテニスサークルの先輩だったと知って納得されたと思います。

自分が作ったペーパーアイテムが当日、素晴らしい役目を果たしている姿を見ることができて、とても嬉しかったです。二人にも、「泉のおかげで、テーマのある自分達らしい結婚式を挙げられてとても幸せだったよ♡」と嬉しい感想をいただきました。

ずっと実現したかった、ペーパーアイテムから作り上げるコンセプト婚。私の夢を最初に叶えてくれた友人に心から感謝しています。

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